株式会社大槻工務店 らく書き帳
    



  





  皆様こんにちは 
                                更新2001,7,11
   いよいよ夏、到来となって参りました。
   お体には十分気お付けてください。

   さて、今月から本格バリアフリー住宅奮闘記をご紹介いたします。
 お話は、今年の2月2日から始まりました、当社の大のお得意様のK様より義理の
弟(Y)様の奥様が今年、突然車イスの生活をしなければならないとの事、驚きました。

 まずは、住宅とする建物探し、K様毎日毎日あちらこちらの不動産屋さんへ足を
運び弟さんの条件に合う建物探しをしたそうです。(大変だったそうです)

 「見つかりました」の、言葉に私も半信半疑で物件を調査に行きました、確かに条件
を兼ね備えた物件で、建物もしっかりしておりました。

 いよいよ、建物の測量に入り既存状態を調べることになりました、まず既存の設計図
面はと言うと、有りませんでしたので、既存の設計図を作成するところから始まりました。

 既存の図面が出来、これから本格的なプラン作成に入ります。
私たちが取った行動は、まず本屋に走り資料探しから始まりました。
勿論、奥様が通っていらっしゃる、リハビリセンターへも行きました、又インターネット
を利用し各分野の資料を集め現場担当のN.M係長とも毎日のように参考資料を探し
我がチームで検討会をし何度も何度も話し合いました、しかし結果はいつも想像の中
どうしても見えてこない部分がたくさん有りました、一つ一つ問題を解決するべく専門
業者を何社も呼び話し合いは続いたのですが、なかなか結果は出ません、なぜなら
完全バリアフリー住宅は、使用して頂くお客様の障害度で全々違ってしまうからです。

資料はドンドン山済みになって行くが結果は先に進みません、「そうだ自分たちも体験
して見よう」と言う事になり、飯田橋にある東京都福祉センターへ行き自分たちも体験
してまいりました。勿論、Y様始め奥様とも待ち合わせて、そして「グシャ・グシャだった」
謎は、一つまた一つ解明されて行きました。
やっと、設計に入る事が出来ました、最初に書いた図面は奥様中心過ぎてご家族全体
を考えるとイマイチでした、計画図面はドンドン書かれていきNo.1から始まった図面は
回を重ねる度に増えて行き完成プランの頃にはNo.24位までになりました。その間時
はドンドン過ぎて行き、気が付くともう4月16日になっていりました、この2ヶ月半に覚えた
ことは、多分一生忘れないと思いなす
 
 今回、非常に役に立った主役は、なんと言ってもパソコンでしたY様とは毎日のよう
メールでお話が出来、又Y様はエクセルを使って私に何度も図面を書いて送って頂
きました、私も図面をCADで書いてはワードに貼り付けメールで送らせて頂きました。

Y様より最初に頂いたメール

Y様がインターネットで調べた
バリアフリー参考サイトアドレス
かなり役に立ちました、Y様
「ありがとう ございました」

先ず、内部の解体工事から

着工前はこんなだった
バルコニーも車イスの通路として
取り除きました。

解体されたバルコニー部分
ここがY邸に新たな玄関となります



解体前はこんな2DKだった




一つ一つ手壊しで解体は進められ
こんな地道な仕事を解体部隊は良く
頑張ってくれました。


内部は3世帯分を解体し1部屋にして行く
作業でした、解体中の内部はまともに目を
開けられないくらいのホコリ、私のカメラも
真っ白になるくらい、それでも丁寧に一つ
一つバラシテ行きました。


解体をしながら現況調査
内部は意に反して配水管と汚水管が
各1世帯づつありこの配管が後で設計して行く
うちに大きな難問を問いかけてきました。



玄関部分も駐輪所として改造されます



花壇と門が無くなり駐輪所に変身
錆びていた庇もイメージチェンジ


Y邸の玄関になる為、車イスでも登れる
勾配に均されていく、元バルコニー部分
ここにも大きな問題が、この部分には
浄化槽が埋めてあり車イスの為の勾配を
守るため、幸いに本下水が通っていた事で
難は、何とか解消されました。
設備部隊は大変でした。


浄化槽も取り除かれスッカリ
きれいになった玄関及び駐車場



今回の工事で今まで雨漏れしていた部分も
勿論、修理されていきます。
当社のN.M係長、自ら道具を手にがんがって
おります。元々バリアフリー住宅施工の経験の
あるN.M係長でも今回は全力投球なぜ??
M係長のお母さんも足が悪く自宅施工の際は
そのお母さん中心に設計をした、経過が有り
人事ではないのだと思います。

この辺から、設計を受け持つ私の身辺も
慌しくなって参りました、何とか使える家を焦り
もありなかなか進まない設計、「役に立たなけ
ればただの家」Y様との打ち合わせも、だんだん
緊迫して参りました最終的な図面も完成しない
ままで内部造作は始まりました、設計図面の中で
何度も何度も同じサイズで書いた車イスを走らせ
シュミレーションを重ね80パーセントの設計図まで
たどり付くことが出来ました。現場の方は、ドンドン
仕事が進んで行くのに、参考資料の山の中から
「何かヒントはないか?」毎日毎日資料をひっくり
返しだんだん活路が見えてきました。その頃には
計画図もNo.24その他に家具の図面何とか間と
Y様の希望と使用勝手を踏まえた設計図面が
出来上がってきました。 「さー」図面が出来れば
戦闘開始、N.M係長に「ゲキを飛ばし」内部造作
も活気付いて参りました。私も「ほっと胸をなでおろし」
後は、いい仕事が出来るよう腕のいい職人さんを
Y邸に集合させる事。「やれやれ」
目利きのK様お墨付きの職人をと・・努力あるのみ


CADで書いた図面をメールに貼り付けて
送りました。インターネットて本当に便利で
すね、今回痛感いたしました。


こちらは最終のNo.24の一部拡大図
CADで書いた図面です、天井走行リフトの
レールも床暖房も全て書かれた施工図です。
今回はこの辺まで、次回は完全バリアフリーの真髄へ
お見逃しなく!!!

なぜ、らく書き帳がなかなか更新できなかった訳はもう皆様には分かって
頂けたと思いますが、実はこの仕事に夢中でした。

大変お待たせし申し訳ありませんでした。

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